~ 株主優待株を買ってみるo(⌒0⌒)o ~
それでは実際に株主優待株を買ってみましょう。
株で難しいのはいつ買っていつ売るかですが、株主優待を貰うだけならそれほど迷う事はありません。
企業によって決まっている日までに株を買って持っているだけでいいのです。
その日の事を『権利付最終(売買)日』と言います。
そしてその翌日を『権利落ち日』と言い、権利落ち日に株を売ってしまったとしても株主優待を貰う権利は失いません。
つまり権利付最終(売買)日に買って、権利落ち日に売れば1日で権利が取れる事になります。
ただし前に説明しましたがそうそう旨い話は転がっていません。
下は2010年8月末権利 3048 ビックカメラ の権利月前後の株価のチャートです。
ビックカメラは毎年8月末権利日に1株所有していると3000円の自社商品券が株主優待として送られてきます。

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上のビックカメラの株価の動きは典型的な株主優待株の権利日前後の動きを表しています。
権利付最終(売買)日に向けて株価は上昇していき権利落ち日に権利を取るのが目的だった人が一斉に売るので大幅に下落、その後売りたい人がいなくなると徐々に株価は上昇していきます。
下の棒グラフは株がどれだけ売買されたかを表す出来高ですが権利付最終(売買)日と権利落ち日の2日間が非常に大きい値になっています。
もし1日の売買で権利を取る事を終値ベースで考えてみると
損失 2350円(35800-33450)+手数料数百円
利益 3000円(株主優待)+配当金1000円
この場合は1日で権利を取ったとすると千数百円の利益が出ました。
ただ権利落ち日の株価の下落が大きい事が分かると思います。
銘柄や権利落ち日の全体の相場環境によってどれくらいの株価の下落になるかは変わってきますので一概には言えません。
ほとんど値下りしない事もあれば、配当と株主優待価値以上の値下りをしてしまう事も少なくありません。
平均すると大体配当と株主優待価値分相応の株価の下落があると言えると思います。
せっかく配当や株主優待を貰っても株価下落によりそれと同額以上のお金を失ってしまうのでは意味がありません。
株主優待は欲しいけど損するのはイヤだとなれば権利落ち日後の株価が安くなった時点で買っておいて次の権利日までずっと保有しておかなければならなくなります。
しかしそれは長い間株式を所有しなければならず、様々な事象における株価下落のリスクを負わなければなりません。
もちろん逆に株価が上昇して利益が出る事もありますが不確定な株価変動リスクを負う事になります。
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